=【 2005年9月20日 後場 】===================

■□■━━主な指標━━■□■
 ◎日経平均        13148.57(+189.89)
 ◎TOPIX        1352.53(+23.69)
 ◎東証一部出来高概算    32億6131万株



■□■━━市場の動き━━■□■
■過去最高の出来高、平均株価は189円高と大幅反発し、1万3100円回復
                      =東京株式市場・20日後場


20日後場の東京株式市場では、物色意欲旺盛で新値追いの動きを強めた。外

人投資家の積極買い姿勢が引き続き好感され、幅広い銘柄に買い気が継続した。

証の業種別株価指数では、33業種すべてが上昇し、値上がり銘柄数は全体の7

%に達するなど全面高の色彩を強めた。新高値銘柄は372と今年最高。市場で
は、
「1万3000円突破の勢いが続いた。買いそびれた投資家や、弱気のカラ売り

も慌て出したのではないか。外国人投資家の銀行、鉄鋼株買いに、国内投資家も

買を活発化させつつあり、上値トライの流れは続くと見ている」(準大手証券)

の声が聞かれた。平均株価は終値で前週末比189円89銭高の1万3148円

7銭と大幅反発。1万3000円を突破し、01年6月11日以来約4年3カ月

りの高値水準となった。東京外国為替市場では、1ドル=111円台前半(前週

終値は110円65銭)で取引されている。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1

82、値下がり296。出来高は32億6131万株とSQ(特別清算指数)算

日を含め、過去最高。売買代金は2兆3482億円。

 三井住友、みずほ、三菱東京UFJ、りそなHDなど大手銀行株が軒並みが

高値を付け、千葉銀、横浜銀、東日本銀、岩手銀、中国銀、香川銀など地銀株に

新高値銘柄が目立った。大和証G、日興コーデ、野村、三菱証、UFJつばさが

値取りに進むなど証券株もほぼ全面高。三住海上日本興亜、損保ジャパン、ミ

アHD、T&DHDなど生損保株にも新高値銘柄が続出した。新日鉄、住金、神

鋼、日新鋼、大同特鋼、日立金が新値取りに進むなど鉄鋼株も継続物色され、住

鉱、同和鉱、三井金、住友電工が年初来高値を更新するなど非鉄金属株もほぼ軒

み高となった。郵船、商船三井が年初来高値を更新し、川崎汽、飯野海が上値追

となるなど海運株も引き続き堅調。イビデン、三菱電は新高値を切り上げ、キヤ

ン、ウシオ電が強含むんだほか、京セラはプラスに転じるなど主力ハイテク株の

角もしっかり。トヨタ、ホンダ、日産自、いすゞが新値取りに進むなど自動車株

買い進まれた。NY原油先物価格の高騰を受け、石油資源、国際石開、帝石など

資源開発株が一段高。AOCHD、昭シェル、新日鉱HDが新高値を付け、新日
石、
コスモ石、東燃ゼネも次第高となるなど石油株も上昇した。個別では、三菱紙が

トップ高に年初来高値を更新し、値上がり率トップ。化工機も一時ストップ高

われ、新高値に同2位。三菱線も年初来高値を更新し、同3位。出来高トップの

菱自は新値追いの動きを強めるなど三菱グループの低位株が軒並み継続物色され
た。
あと、日精樹脂、洋エンジがストップ高となり、山水電、ゴルドウインが年初来

値を更新した。

 半面、米現地20日発表の8月北米地域の半導体製造装置BBレシオ(出荷額

対する受注額の比率)を控え、エルピーダ、アドバンテス、東エレクなどの半導

関連株が引き続きさえない。個別では、スカパーが急落し、値下がり率トップ。

エイズ治療薬で肝機能検査に異常が見られ、開発計画変更を発表した小野薬や

タイトー、日本管財、ゲオ、ドッドBMSなども安い。