=【 2005年9月15日 後場 】===================

■□■━━主な指標━━■□■
 ◎日経平均        12986.78(+152.53)
 ◎TOPIX        1327.29(+14.94)
 ◎東証一部出来高概算    30億1313万株



■□■━━市場の動き━━■□■
出来高30億株と実質過去最高、平均株価は152円高と大幅反発し、新高値
                      =東京株式市場・15日後場


15日後場の東京株式市場では、活況裏に一段高。お昼の立ち会い外バスケッ

取引で買い決め優勢となった流れを受け、投資家心理が好転した。市場では、「

場は欧州系年金買い、後場オイルマネー流入が観測される」(米国系証券)と
し、
外国人買いが活発化した。東証の業種別株価指数では、33業種すべてが上昇し

値上がり銘柄数は全体の3分の2に達した。平均株価は終値で前日比152円5

銭高の1万2986円78銭と大幅反発し、高値引けで2日ぶりに年初来高値を

新した。東京外国為替市場では、1ドル=110円台後半(前日終値は110円

2銭)で取引されている。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1096、値下がり

44。出来高は30億1313万株とSQ(特別清算指数)算出日を除き、実質

去最高水準。売買代金は1兆9018億円。

 住金、神戸鋼、東鉄鋼、合同鉄、日立金、愛知鋼が年初来高値を更新し、新日
鉄、
JFE、中山鋼、東製鉄が上値を追うなど鉄鋼株が買い進まれ、東証の業種別株

指数で鉄鋼は値上がり率トップを維持。CSFB証が新規にレーティング「アウ

パフォーム」(強気)とした住友電工をはじめ、三井金、三菱マ、同和鉱、古河

金、三菱線が新高値に進むなど非鉄金属株も継続物色された。郵船、商船三井

初来高値を更新し、川崎汽、新和海は次第高となるなど海運株も引き締まった。

士通、イビデン、ウシオ電が新高値を付け、京セラ、ファナック、松電産、ソニ
ー、
アドバンテス、エルピーダも上値を追うなど主力ハイテク株も堅調。トヨタ、ホ

ダ、いすゞが年初来高値更新となり、日産自、日野自も上昇するなど自動車株も

き締まった。UFJ、三井住友が新高値を付け、三菱東京、みずほ、りそなHD

強含むなど大手銀行株も買い進まれ、京都銀、三重銀、南都銀、東日本銀が年初

高値を更新するなど地銀株にも高いものが目立った。大和証G、日興コーデが新

値を付け、野村、三菱証がジリ高となるなど証券株も堅調。三住海上が年初来高

を更新し、損保ジャパン、T&DHDも上昇するなど生損保株も継続物色された

信販、OMCカード、アコム、ニッシン、オリックス、SFCGが新高値を付

るなどノンバンク株も買い進まれた。NY原油先物高を受け、国際石開、石油資
源、
帝石、ガス開などの資源開発株が堅調に推移。昭シェル、新日鉱HDが年初来高

を更新し、新日石、コスモ石も上値を追うなど石油株も軒並み高い。東電、関西
電、
国電、北陸電、四国電、九州電、北海電が新高値圏で推移するなど電力株は9

中間配当狙いで継続物色された。個別では、会社四季報予想で07年3月期大幅

業増益のジョイントがストップ高。出遅れ好業績株のテイカは年初来高値を更新
し、
値上がり率トップ。あと、14日付株式新聞・社長インタビュー記事が引き続き

料視されたワタミや、山水電、Uアローズ、ハニーズなども高い。

 なかで、山口銀が下押し、値下がり率トップ。きのう一時ストップ高に買われ

大東銀は利益確定売りに停滞し、オークワ、日電産、モリタなども安い