=【 2005年10月17日 後場 】===================

■□■━━主な指標━━■□■
 ◎日経平均        13400.29(−20.25)
 ◎TOPIX        1393.42(−4.51)
 ◎東証一部出来高概算    26億8170万株



■□■━━市場の動き━━■□■
■鉄鋼、海運、銀行株など売られ、平均株価は20円安と4日続落
                      =東京株式市場・17日後場
 17日後場の東京株式市場では、軟調推移。お昼の立ち会い外バスケット取引

やや売り決め優勢となった流れを受け、上値の重い展開が続き、後半以降は売り

力に押される展開となった。引け際のインデックス買いにやや切り返したが、戻

は限定された。市場では、「鉄鋼、銀行株の息切れで、TOPIX先物にまとま

た売り物が断続的に出て、地合い軟化につながった」(中堅証券)との声が聞か

た。今週から米主要企業の7〜9月期決算発表が本格化する上、メキシコ湾で新

な熱帯性低気圧が発生し、NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所

時間外取引原油先物相場が上昇していることも上値の重しとなった。なかで、

庫・運輸、保険、自動車株が継続物色された半面、鉄鋼、海運、銀行株は売られ

主力ハイテク株の一角も値を消し、現物株指数の足を引っ張った。平均株価は終

で前週末比20円25銭安の1万3400円29銭と4日続落した。4日連続安

7月5〜8日以来。東証1部の騰落銘柄数は値上がり688、値下がり858。

来高は26億8170万株。売買代金は1兆9530億円。東京外国為替市場で
は、
1ドル=114円台前半(前週末終値は114円50銭)で取引されている。

 JFE、東製鉄、大和工、丸一管がジリ貧となり、新日鉄、住金、神戸鋼は安

圏で停滞するなど鉄鋼株に売り圧力が続いた。商船三井、郵船、川崎汽、飯野海

どの海運株も軟調に推移。三菱UFJ、三井住友、りそなHDが安値引けとなり

みずほも弱含むなど大手銀行株も軒並み売られ、アイフル、プロミス、ポケット
C、
芙蓉リース、オリックスなどノンバンク株にも安いものが目立った。松電産、キ

ノンがジリ安となり、日立、NEC、富士通も小甘くなるなど主力ハイテク株の

角もさえない。9月中間期連結見込みで最終赤字165億円に拡大したビクター

新安値圏で推移。なかで、みずほ証がレーティングを「1」(強気)に引き上げ

スター精が新高値圏を維持し、メリル日本証の投資判断「買い」継続を受けた千

田インテは上値を追った。HOYA、東精密、オリンパスなどの精密株は小安い

NY原油先物安を受け、国際石開が下押し、石油資源、帝石は停滞するなど資源

発株も売られ、昭シェル、AOCHDなどの石油株も引き続き軟調。ソフトバン
ク、
ヤフーも弱含んだ。個別では、今2月期連結予想で一転最終赤字21億円のRE

UHDが前場ストップ安に続き、同値比例配分で値下がり率トップのまま。太平
発、
富士機工CFSバンプレストプレナスなども安い。あと、楽天、村上ファ

ドの大量株式保有に揺れるTBSは、大和総研がレーティングを「4」(やや弱
気)
に引き下げたことを受け、軟調に推移した。

 半面、日興シティ証による倉庫大手3社の目標株価引き上げを受け、三井倉と

友倉が一時ストップ高に買われ、新値追いとなり、三菱倉は新値圏を維持。ゴー

ドマン証が新規にレーティング「アウトパフォーム」(強気)、目標株価280

円で投資推奨銘柄に採用した近鉄エクスは前場ストップ高後に上げ幅を縮小した
が、
年初来高値圏を保ち、郵船航空は上伸するなど倉庫・運輸関連株が継続物色され
た。
ミレアHDが上場来高値を切り上げ、興亜火、日新火は底堅く推移するなど生損

株の一角もしっかり。ホンダが上場来高値をさらに更新し、トヨタ、スズキは値

保つなど自動車株も堅調。クラボウが年初来高値を更新し、ダイワボウ、グンゼ

新高値圏を維持するなど繊維株の一角も引き締まった。個別では、含み資産関連

楽天地がストップ高後に上げ幅を縮小したが、日商エレクは年初来高値を更新。

と、東海観、山水電が新高値を切り上げ、出来高トップのSサイエンスは新値圏

保つなど株価2ケタ銘柄が継続物色された。

■□ 新興市場銘柄の動きと投資戦略 □■

本日の新興市場は高安マチマチ。主力株では、楽天(4755)、アーク(7873)、
T・ZONEホールディングス(8073)などが買われております。JASDAQ平均
は小幅反発。マザーズ指数は反落、ヘラクレス指数は続落となっております。

 個別では、モーニングスター(4765)を始め、デザインエクスチェンジ(479
4)、ゼンケンオール(2446)などがストップ高となり、日本技術開発(9626)、
アパマンショップネットワーク(8889)、デュオシステムズ(3742)なども幅の
ある上昇を演じております。
 【ザラ場の銘柄情報】では、大幅高に至ったアクセス(4700)を始め、エス
・サイエンス(5721)、サイボウズ(4776)、ベンチャー・リンク(9609)などを
本日のトレード銘柄として追いかけました。上手に取れた会員様も多かった
ようですね!

 さて、銀行株・証券株・鉄鋼株などが売り物に押される展開となっており
ます。心理的に利益確定売りを急ぐ週末要因もございますが、東証1部値下
がり銘柄数は1040銘柄と1000銘柄を超えております。日経平均株価の下げは
僅か28円に留まっておりますが、個別ではそれ以上に下げた印象を受けます。

 一連の含み資産関連銘柄に加え、先日のラピーヌ(8143)、そして本日の太
平洋興発(8835)などと派手な銘柄も出てきております。三井製糖(2109)もよ
うやく高値更新となりました。来週も引き続き、個別材料株重視で見ていき
ます。


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 ※エス・サイエンス(5721)が上放れ。三井製糖(2109)もようやく高値更新。※
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 ■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

 本日の日経平均株価は−28円の13,420円と小幅続落。オプションSQという
事もあり朝方は乱高下する動き。中期基調はフラットを継続。短期基調は下
向きを継続。日足は短い下ヒゲを持つ中陰線の“かぶせ線”。
 昨日に「明日は小幅の上昇を予想しております」と書かせて頂きました。
実際は高く始まりましたが売り物に押されマイナス圏で引けております。

 下値ではしっかりと買いが入っていることから暴落は回避されております
が、買い疲れ感から売り物は多く上値の重さが気にされております。高値更
新に至る上昇を演じるには未だ調整不足と言え、来週も引き続き13,300円〜
13,500円前後での「もみあい」の動きが続くと予想されます。

■□ 本日の株式市場の全般的な動き □■

10月14日金曜日、本日の東京株式市場は日経平均株価が小幅続落いたしま
した。
 昨晩の米NY株式市場はNY原油先物安からエネルギー株が売られております。
DOWは−0.32ドルの10,216ドルと僅かながら続落。NASDAQ総合指数は+9.75
ポイントの2,047.22ポイントと4営業日ぶりの反発となっております。

 シカゴ平均株価先物大証終値に比べ−25円の13,425円。寄り付き前の外
資系証券12社経由の注文状況は、買いが4090万株、売りは4860万株、差し引
き770万株の売り越し観測となっております。売り越しは5日ぶりです。

 東京株式市場は主力株中心に売り買い交差に乱高下となっております。日
経平均株価は始値13,581円と前日終値13,449円から132円高くスタート。寄
り付き後はジリジリと売り物に押される展開となり前場は13,450円〜13,500
円前後でもみ合う動きが続きました。後場に入り13,361円まで売られた場面
がありましたが引けにかけてやや戻し、結局−28円の13,420円で本日の取引
を終了いたしました。

 東証1部の騰落数は、値上がり525銘柄に対し、値下がりは1040銘柄、変
わらずは99銘柄となっております。東証1部の売買代金は概算で2兆4941億
円、売買高は27億1003万株。


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 ※銀行・証券・鉄鋼株などが弱い。日経平均小幅続落。個別株物色の色彩。※
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 ■□ 主力株・1部2部銘柄などの動き □■

 週末金曜日、本日は株価指数オプション10月物のSQ算出に絡み買い物が先
行、日経平均株価は寄り付きで13,581円と急反発いたしましたが、その後は
株価指数先物との裁定解消売りを誘い一転マイナスに転じております。
 米現地14日に9月のCPI(消費者物価指数)、小売売上高、鉱工業生産など重
要経済指標の発表を控えていることや、来週には米主要企業の7−9月期決算
が本格化することなどから、様子見姿勢が強まっております。

 個別では、みずほフィナンシャルグループ(8411)、三井住友フィナンシャ
ルグループ(8316)など大手銀行株が利益確定売りに押され下落。日興コーデ
ィアルグループ(8603)、松井証券(8628)など証券株や、住友金属工業(5405)、
神戸製鋼所(5406)など鉄鋼株も一段安の展開となっております。

 また、NY原油先物安から、石油資源開発(1662)、国際石油開発(1604)など
の資源開発株や、コスモ石油(5007)、AOCホールディングス(5017)などの
石油株も売られております(資源開発株・石油株はチャートが売り転換に至
っている銘柄が多く、短期リバウンド狙いや長期スタンス以外の「買い」に
は注意が必要と言えます)。

 一方、目立った銘柄では、特定筋介入思惑の太平洋興発(8835)が+38円の
242円と大幅上昇し東証1部上昇率ランキングトップに躍り出ております。
第1四半期決算が好感されたベンチャー・リンク(9609)、含み資産関連から
東京テアトル(9633)、松竹(9601)、京成電鉄(9009)、名古屋鉄道(9048)など
が上昇。

 その他、ゴールドマン・サックス証券が妥当株価を1,800円から2,200円へ
引き上げたOSG(6136)が+144円の1,920円と上昇し高値を更新。「マエス
トロ」の提案銘柄からは特別会員銘柄のエス・サイエンス(5721)が+12円の
82円と買い人気が高まり暴騰しております。


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 ※含み資産関連から東京テアトル(9633)、松竹(9601)などが買われる。※
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=【 2005年10月14日 後場 】===================

■□■━━主な指標━━■□■
 ◎日経平均        13420.54(−28.70)
 ◎TOPIX        1397.93(−9.86)
 ◎東証一部出来高概算    27億1003万株



■□■━━市場の動き━━■□■
■手控えムードに平均株価は28円安と3日続落
                      =東京株式市場・14日後場

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=【 2005年10月13日 後場 】===================

■□■━━主な指標━━■□■
 ◎日経平均        13449.24(−14.50)
 ◎TOPIX        1407.79(+0.90)
 ◎東証一部出来高概算    22億9770万株



■□■━━市場の動き━━■□■
先物主導で切り返し急も、平均株価は14円安と小幅続落
                      =東京株式市場・13日後場

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=【 2005年10月12日 後場 】===================

■□■━━主な指標━━■□■
 ◎日経平均        13463.74(−92.97)
 ◎TOPIX        1406.89(+0.90)
 ◎東証一部出来高概算    31億5405万株



■□■━━市場の動き━━■□■
先物主導で乱高下、平均株価は92円安と反落し、安値引け
                      =東京株式市場・12日後場

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=【 2005年10月11日 後場 】===================

■□■━━主な指標━━■□■
 ◎日経平均        13556.71(+328.97)
 ◎TOPIX        1405.99(+33.47)
 ◎東証一部出来高概算    27億2161万株



■□■━━市場の動き━━■□■
■今年最大の上げ幅、平均株価は328円高と4日ぶりに大幅反発し、高値引け
                      =東京株式市場・11日後場

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